Charlotte Perriand Ombre made by Tendo
Charlotte Perriand Ombre made by Tendo
Designer: Charlotte Perriand
Manufactured by TENDO
Year: 1955 1974 1996~2005
価格は1脚の価格となります。
黒は売り切れました。
1955年 『ル・コルビュジエ レジェ ペリアン三人展』で発表された『Ombre』当初は三好木工が板厚10mmで製造しましたが、強度の問題で販売は見送られました。その後、1974年にハードウェア商会がインテリア案件の為に天童木工と協業して板厚14mmで製品化に成功しました。これは当時、ロット数の問題で物件に収められる以上の数が作られ多くの関係者が手にしました。その後、1996年に17mmでペリアンも納得の上できちんとした製品として天童木工のラインナップに登場しました。
ご紹介の椅子は17mmの天童木工のモデルになります。黒、ナチュラル共に2脚づつあります。通常使用をされていましたので小傷が多数あります。この椅子は多くがデッドストック状態で見つかることがありますが、個人的にこの位使い込まれている方が雰囲気も好きな椅子です。
1952年にポールケアホルムが発表した椅子と素材へのアプローチがよく似ている構造なのは面白い。
さて、余談ですが三好木工は天現寺の交差点の近所にありました。実はそこで1955年の『ル・コルビュジエ レジェ ペリアン三人展』の為に製造された桜の木で出来た140センチ程の丸テーブルを保有したことがあります。コネクトオークションでも出品されたテーブルは不落札となりました。後に会社を倒産させる前にwright20に出品をしました。このテーブルのオーナーはハーマンミラージャパンを設立したメンバー。当時のインテリア誌に多数掲載された自宅はイームズのアルミナムラウンジ、ポールケアホルムのPK22などをこのテーブルと合わせていました。実は裏話がありまして、三好木工で売れ残っていたテーブルを引き取ったとのことなのです。そして自邸で使用し、息子夫婦が家を継ぐのですが不要になったこのテーブルはなんと別の脚が付けられダイニングテーブルとして使用されていました。代わりのテーブルを用意することが条件で私はこのテーブルを手に入れました。
そう言えばコネクオークションでは14mmのハードウェア商会のオンブレも扱い、その違いを感じることができました。
購入の際は必ずカラーをご指定ください。
配送に付いては別途見積もりが必要になりますので、購入前にお問合せください。
写真 Simon Narita