Marco Zanuso Pair of Lady original Black artificial leather 1st edition wooden frame
Marco Zanuso Pair of Lady original Black artificial leather 1st edition wooden frame
通常価格
¥2,200,000 JPY
通常価格
セール価格
¥2,200,000 JPY
単価
/
あたり
Designer: Marco Zanuzo
Manufactured by Arflex
Year: 1951
Manufactured by Arflex
Year: 1951
マルコ・ザヌーゾの代表作レディ。
こちらは2脚ペア、レストア後にお渡しの価格になります。
張生地は弊社指定の生地(上代20,000円以内)とさせて頂きます。
それ以上のランクの生地をご希望の場合は差額をお支払いいただければ可能です。
1951年の第9回トリエンナーレで、レディ・アームチェアはアルフレックスから発表され、金賞を受賞しました。この椅子はまさにアルフレックスの代表的な作品となりました。しかし、なぜその権利が後にカッシーナに移されたのか、その理由は未だに私には理解できません。
現行品との違いは、脚のカバーに真鍮が使用されていることです。1950年代のイタリアの家具の多くはデザインの要素として真鍮を採用していました。例えばランプの支柱などが真鍮製であることが一般的でした。
このシリーズには1人掛けから3人掛け、また座面がカーブした3人掛けなど、さまざまなタイプがありました。どのタイプも時代遅れにならないデザインであることが素晴らしいと感じます。
ザヌーゾは純粋なプロダクトデザイナーとして、技術革新やデザインの産業化を提唱しました。このレディを含むアルフレックスのシリーズは、すべてスチールパイプを用いてフレームが組まれています。アーム部分だけが木製です。一般的に、外観をスチールでデザインする椅子は多く存在しますが、スチールパイプを内部構造に採用した椅子は、私の知る限りではこのレディが最初だと思います。スチールパイプにゴムのウィービングを巻きつけ、その上にウレタンを用いて形を作っています。通常、張り替える生地をカバーとして使うことも特徴の一つです。そのため、張り替えも非常に簡単です。アルフレックスの企業母体が、タイヤメーカーのピレリであることも納得できます。
先輩の名言に「モダンを極めるとアアルト」というものがありますが、私の中では「モダンを極めるとザヌーゾ」という言葉もふさわしいと思います。日本のデザイナーは当時、イタリアのデザインを模倣していました。建築家志望の人々はコルビュジエを尊敬し、フランスに学びに行きました。一方、プロダクトデザイナー志望の人々は、おそらくはアメリカやイタリアのメーカーの技術力や地元のデザイナーのデザインを学ぶため、模倣したのだと思います。
私は20年以上、ヴィンテージ家具に携わってきましたが、イタリアデザインに本格的に触れるのは初めてでした。その結果、イタリアデザインが日本のデザインに大きな影響を与えていることがわかりました。ちょうど同じ時期に、東京海上日動ビルの前川先生がプロダクトを発表しました。その中には、ほぼ未発表の天童木工の椅子のセットも含まれていますが、構造は異なっていても、スタイルは間違いなくマルコ・ザヌーゾのプロダクトから影響を受けていると思われるデザインでした。
現行品との違いは、脚のカバーに真鍮が使用されていることです。1950年代のイタリアの家具の多くはデザインの要素として真鍮を採用していました。例えばランプの支柱などが真鍮製であることが一般的でした。
このシリーズには1人掛けから3人掛け、また座面がカーブした3人掛けなど、さまざまなタイプがありました。どのタイプも時代遅れにならないデザインであることが素晴らしいと感じます。
ザヌーゾは純粋なプロダクトデザイナーとして、技術革新やデザインの産業化を提唱しました。このレディを含むアルフレックスのシリーズは、すべてスチールパイプを用いてフレームが組まれています。アーム部分だけが木製です。一般的に、外観をスチールでデザインする椅子は多く存在しますが、スチールパイプを内部構造に採用した椅子は、私の知る限りではこのレディが最初だと思います。スチールパイプにゴムのウィービングを巻きつけ、その上にウレタンを用いて形を作っています。通常、張り替える生地をカバーとして使うことも特徴の一つです。そのため、張り替えも非常に簡単です。アルフレックスの企業母体が、タイヤメーカーのピレリであることも納得できます。
先輩の名言に「モダンを極めるとアアルト」というものがありますが、私の中では「モダンを極めるとザヌーゾ」という言葉もふさわしいと思います。日本のデザイナーは当時、イタリアのデザインを模倣していました。建築家志望の人々はコルビュジエを尊敬し、フランスに学びに行きました。一方、プロダクトデザイナー志望の人々は、おそらくはアメリカやイタリアのメーカーの技術力や地元のデザイナーのデザインを学ぶため、模倣したのだと思います。
私は20年以上、ヴィンテージ家具に携わってきましたが、イタリアデザインに本格的に触れるのは初めてでした。その結果、イタリアデザインが日本のデザインに大きな影響を与えていることがわかりました。ちょうど同じ時期に、東京海上日動ビルの前川先生がプロダクトを発表しました。その中には、ほぼ未発表の天童木工の椅子のセットも含まれていますが、構造は異なっていても、スタイルは間違いなくマルコ・ザヌーゾのプロダクトから影響を受けていると思われるデザインでした。
こちらの椅子ですが、実は初期の珍しい木製フレームのバージョンになります。スチールフレームでの生産の前に木製フレームが存在したことがわかりました。もちろん数は極めて少なく貴重な椅子となります。
発送には別途料金が必要ですので、購入前にお問い合わせください。
価格はペア、2脚での価格です。
写真Simon Narita