Marco Zanuso Lady sofa restore base
Marco Zanuso Lady sofa restore base
通常価格
¥9,999,999 JPY
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セール価格
¥9,999,999 JPY
単価
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あたり
Designer: Marco Zanuzo
Manufactured by Arflex
Year: 1951
Manufactured by Arflex
Year: 1951
麻布台ヒルズ コンランショップにてレストア後に販売予定
マルコ・ザヌーゾの代表作レディ。
1951年の第9回トリエンナーレで、レディ・アームチェアはアルフレックスから発表され、金賞を受賞しました。この椅子はまさにアルフレックスの代表的な作品となりました。しかし、なぜその権利が後にカッシーナに移されたのか、その理由は未だに私には理解できません。
このシリーズには1人掛けから3人掛け、また座面がカーブした3人掛けなど、さまざまなタイプがありました。どのタイプも時代遅れにならないデザインであることが素晴らしいと感じます。
ザヌーゾは純粋なプロダクトデザイナーとして、技術革新やデザインの産業化を提唱しました。このレディを含むアルフレックスのシリーズは、すべてスチールパイプを用いてフレームが組まれています。アーム部分だけが木製です。一般的に、外観をスチールでデザインする椅子は多く存在しますが、スチールパイプを内部構造に採用した椅子は、私の知る限りではこのレディが最初だと思います。スチールパイプにゴムのウィービングを巻きつけ、その上にウレタンを用いて形を作っています。通常、張り替える生地をカバーとして使うことも特徴の一つです。そのため、張り替えも非常に簡単です。アルフレックスの企業母体が、タイヤメーカーのピレリであることも納得できます。
先輩の名言に「モダンを極めるとアアルト」というものがありますが、私の中では「モダンを極めるとザヌーゾ」という言葉もふさわしいと思います。日本のデザイナーは当時、イタリアのデザインを模倣していました。建築家志望の人々はコルビュジエを尊敬し、フランスに学びに行きました。一方、プロダクトデザイナー志望の人々は、おそらくはアメリカやイタリアのメーカーの技術力や地元のデザイナーのデザインを学ぶため、模倣したのだと思います。
私は20年以上、ヴィンテージ家具に携わってきましたが、イタリアデザインに本格的に触れるのは初めてでした。その結果、イタリアデザインが日本のデザインに大きな影響を与えていることがわかりました。ちょうど同じ時期に、東京海上日動ビルの前川先生がプロダクトを発表しました。その中には、ほぼ未発表の天童木工の椅子のセットも含まれていますが、構造は異なっていても、スタイルは間違いなくマルコ・ザヌーゾのプロダクトから影響を受けていると思われるデザインでした。
ザヌーゾは純粋なプロダクトデザイナーとして、技術革新やデザインの産業化を提唱しました。このレディを含むアルフレックスのシリーズは、すべてスチールパイプを用いてフレームが組まれています。アーム部分だけが木製です。一般的に、外観をスチールでデザインする椅子は多く存在しますが、スチールパイプを内部構造に採用した椅子は、私の知る限りではこのレディが最初だと思います。スチールパイプにゴムのウィービングを巻きつけ、その上にウレタンを用いて形を作っています。通常、張り替える生地をカバーとして使うことも特徴の一つです。そのため、張り替えも非常に簡単です。アルフレックスの企業母体が、タイヤメーカーのピレリであることも納得できます。
先輩の名言に「モダンを極めるとアアルト」というものがありますが、私の中では「モダンを極めるとザヌーゾ」という言葉もふさわしいと思います。日本のデザイナーは当時、イタリアのデザインを模倣していました。建築家志望の人々はコルビュジエを尊敬し、フランスに学びに行きました。一方、プロダクトデザイナー志望の人々は、おそらくはアメリカやイタリアのメーカーの技術力や地元のデザイナーのデザインを学ぶため、模倣したのだと思います。
私は20年以上、ヴィンテージ家具に携わってきましたが、イタリアデザインに本格的に触れるのは初めてでした。その結果、イタリアデザインが日本のデザインに大きな影響を与えていることがわかりました。ちょうど同じ時期に、東京海上日動ビルの前川先生がプロダクトを発表しました。その中には、ほぼ未発表の天童木工の椅子のセットも含まれていますが、構造は異なっていても、スタイルは間違いなくマルコ・ザヌーゾのプロダクトから影響を受けていると思われるデザインでした。
写真Simon Narita