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Marco Zanuzo model 275 table lamp for Oluce. 

Marco Zanuzo model 275 table lamp for Oluce. 

通常価格 ¥330,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥330,000 JPY
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Designer: Marco Zanuzo 
Manufactured by Oluce
Year: 1964

マルコ・ザヌーゾがOluce社の為にデザインしたランプになります。現行品も復刻をされ販売されています。いかにこのデザインがOluceにとって重要だったかが分かります。紹介のランプはもちろんヴィンテージ。現行品との違いはマットグレーの台座。それとランプの支柱をささえているパーツのネジが現行品は六角ナットですが、紹介のヴィンテージはマイナスネジになります。デザイン上の大きな変更点はありません。そしてこちらは初期のバージョンなのか支柱が回転しません。

60年代イタリアでは多くの照明メーカーが競い合う様に素晴らしい照明を発表します。アンジェロ・レリを中心とするArredoluce、ジノ・サルファッティが中心となったArteluce。(こちらはフロスに買収されてしまいます。)ジョー・コロンボを要するOluce、カスティリオーニ兄弟が中心となって勢いにのったFlosやソットサスやベリーニを起用したArtemideなど、ミッドセンチュリーモダン期のイタリアの照明は素晴らしい数のプロダクトが世に送れ出されました。現在もまだまだ同じブランドから作り続けられている名品も数多くあります。

もちろんイタリアのヴィンテージ照明は世界のオークションハウスで素晴らしい評価を得ています。特にアンジェロ・レリやサルファッティのヴィンテージは照明1つに200万を超える値段が付いています。

北欧のルイスポールセん1強とはまた違うイタリアの照明へのアプローチは、デザイナーが自由におおらかにデザインに取り組んでいたと私は思います。日照時間が北欧とは違うので、明かりが灯っていない時のデザインにも重点を置いてデザインをされている様にも見えます。それはまさにオブジェの様なプロダクトだと思います。

私は照明を迷われているお客様から現行品とヴィンテージ、迷ったらどちらが良いですか?と質問を受けます。現行品は間違いなく現在の生活に合わせて機能がアップグレードされています。毎日ストレスなく使用するには現行品が良いでしょう。しかし、所有する喜びを感じたいのでしたらやはりヴィンテージ。もちろん無理なく使用できますが、中にはコードが劣化していたりして不安なものもあります。また、日本の照明販売基準のPSEの申請をヴィンテージランプはしませんので、照明器具としての性能に不備があっても販売者は責任を負いません。正しくは照明器具として販売していませんということになります。

 

写真 SIMON NARITA

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