Shoji Morinaga Claro Walnut Table
Shoji Morinaga Claro Walnut Table
鹿児島の木工作家、Shoji Morinaga さんのClaro Walnutのテーブルです。
材は Claro Walnutを使用
モダニズムショーに出品するにあたり、彼に製作をお願いしていたテーブルが間に合いました。最近、徐々に大きな依頼を受けるショウジ君。その練習の意味合いも込めてテーブルをお願いしました。過去の彼のインスタグラムを見ていると何気なく作っていたテーブルの雰囲気が良く、なんとなくこんな感じかなあと大まかにオーダーをしました。脚の形状を見ると今まで彼が憧れて来たであろう作家の姿が彷彿されます。天板はこれもまた呑みに行った席で、最近は良い材料の天板に惹かれるなんて話から発展したのかわかりませんが、なんとClaro Walnutで。この木取りが良くて、部屋の角での使用をした時の納まりが絶妙です。
今後の彼の家具作品への試金石となるであろうテーブルだと思います。この値段を基準にダイニングをお願いしたら、、えーとなんて金額の推測もできると思います。
ランドスケーププロダクツが運営する業者向けの展示会、For Stockistで私と出会う。2007~8年頃。その頃の彼は生活雑貨などの器を木工作家として日々製作をしていた。For Stockistをきっかけに全国に名前が広る。
彼の強みは他の日本の木工作家と違い、ランドスケーププロダクツとの繋がりから多くの歴史上偉大な木工作家やその他のアーティストを知ることができたことである。当時の代表、中原慎一郎さんの勧めもありカリフォルニアで活躍する多くの作家との交流も深め、今では現代アーティストとして活躍するアルマ・アレンに師事をしたことが次のステップへのキッカケとなる。
2012年頃から製作をスタートしたスツールなどの木工家具は新たな彼のステージとなり、多くのモダニストを惹きつける。スツールの製作を機に大きめの作品を制作するようになり、徐々にアーティストへの道を切り開いていく。
2019年のCURATOR'S CUBE での展示が新たなステップとなり造形的な作品を多く生み出すようになる。
写真 Simon Narita